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仮想通貨取引所で起こったハッキング事件を振り返る

投稿日:2018年11月8日 更新日:

仮想通貨ビットコインが生れて10年の歴史の中で分かっているだけでも20件ほどのハッキング被害事件が起きている。

このうちのほとんどが仮想通貨取引所の脆弱なセキュリティーやウォレットの弱点をつかれたのだ。

今後仮想通貨の繁栄が予想される中でこの負の歴史も知っておく必要があるだろう。

その中でも主に仮想通貨取引所に起こった特に大きな事件を解説していきます。

仮想通貨取引所で起こったハッキング事件

仮想通貨取引所で起こったハッキング事件5件をピックアップしました。

マウントゴックスハッキング事件

2011年6月東京都渋谷区に本拠を置く仮想通貨取引所の『マウントゴックス』がハッキングの被害を受けた。同取引所でハッキングを受けたのはビットコインで、数分間の間にビットコインが大量に売りに出され、その価格は15ドル前後から1セントまで下落した。

その被害総額は当時のレートで875万ドルといわれている。
原因は、ハッカーが同社監査役のウィルスに感染したコンユーターから侵入し大量ビットコインを入手したことによる。その後同取引所にてビットコインが全て売られたためこのような価格の暴落が起こる。

2014年2月初旬に有名な『マウントゴックス事件』が起こる。
ハッキングにより、顧客保有の約75万BTCと同社の保有する10万BTC。さらに顧客が預けていた資金28億円分が被害にあう。当時レートで約430億円。
2014年2月末にマウントゴックスがこの被害を公表し、その債務超過により民事再生法を申請する。しかし同年4月に棄却され破産手続きが始まった。

2018年6月22日東京地裁は民事再生手続きの開始を決定。
理由は2017年のビットコインの価格高騰を受け2017年末には2000億円超の保有額となり再生可能として、同社は2017年11月より民事再生手続きの開始を東京地裁に求めていた為である。
さらに2018年3月にビットコイン(35,841 BTC)やビットコインキャッシュ(34,008 BCH)を売却し債権総額約460億円をほぼ充当した形となりこれが大きな要因となる。

現在、ハッキングの犯人は信金の流れた「BTC-e」取引所を追跡しギリシャで逮捕したという話や、犯人はマウントゴックス社の元CEOであるとか言われていますが、まだ謎のままです。

また、2018年のビットコインの価格の暴落は3月のマウントゴックス社のビットコイン大量売却も原因の一つであるとも見られています。

DAO事件

2016年6月「DAO事件」が起きます。この事件は取引所ではありませんが大きな事件なので5つの事件にいれました。

ドイツの「Slock.it」のプロジェクト「The Dao」の脆弱性をつかれたハッキング事件が起こり、当時のDAO内部にあったICO資金調達の1/3にあたる50億分(約360万ETC)が盗まれた。

この事件を受けて、イーサリアムはことの重大性から、ハードフォークに踏み切ります。
このハードフォークによって新しいイーサリアム(現イーサリアム)誕生させ(実際には盗難前状態の戻した)、盗難にあったイーサリアムを使用不可の状態にしました。

ただ、この措置が中央集権的だあるトとしたハードフォークの反対派(何も手段を講じない派)もおり、その分裂したもう一つの旧イーサリアムが現在のイーサリアムクラシックとなるのです。

このDAO事件では、決してイーサリアムの技術的脆弱性の問題で盗難にあった訳ではないという事を覚えておいて下さい。

コインチェックネム流出事件

2018年1月「コインチェックネム流出事件」が起こる。
コインチェック仮想通貨取引所がハッキング被害にあい、当時の換算レートで580億相当のネム(5億2630万 XEM)が盗まれる。

ハッキングが起こった原因は、信頼されていた(らしい)人物とのやり取りで同社スタッフのパソコン端末にウィルスが感染した。それによりネムの秘密鍵が盗まれた。
また、同社のネムの管理がコールドウォレットではなく、ホットウォレット(オンライン)であった為ハッキングに狙われた。これは仮想通貨取引所として全くもって言い訳の出来ない状態であった。

この後コインチェックは、580億円の返金保証を打ち出す。
また、この一件からコインチェックはみなし業者であることが世間に知れ渡り(金融庁の認可を受けて無い状態)金融庁から業務改善命令を受けることとなる。

現状では盗まれたネムの回収は不可能な状態にあるようだ。

ビッサム仮想通貨取引所(韓国)のハッキング

2018年6月ビッサム仮想通貨取引所(韓国)がハッキング被害にあい、3000万ドル相当の幾つかの仮想通貨が盗まれる。(ホットウォレット管理の仮想通貨のようです)
2017年7月にはビッサムスタッフのパソコン端末から顧客情報が盗まれる事件のも起こっていた。よって、盗難後に同取引所の仮想通貨をコールドウォレットに移す作業にかかっているのは遅すぎる対応に見えます。
また、どの仮想通貨が盗まれたかは明らかにされていない。

バイナンス仮想通貨取引所(マルタ)へのハッキング

2018年7月バイナンス仮想通貨取引所(マルタ)がハッキング攻撃を受け、仮想通貨が盗まれるも、システムがすぐさま察知しバイナンスはこれを撃退。
ハッキングを受けたハッカーの口座を凍結し、被害を防ぐことに成功した。

仮想通貨取引所のハッカー対策はこうあってもらいたい。そう思える対応処置でした。

5つのハッキング事件から見えてきたこと

仮想通貨取引所でに被害はまだまだ万全とはいえません。
仮想通貨は結局オンラインで使う通貨であり、インターネット上での取引に使用されます。

ただし、インターネットの技術は仮想通貨より歴史が長い分、ハッカーにとって格好の標的になるのも仕方のない事なのかもしれません。

でも、自分が被害を受けたことを考えるとそうも言っていられません。

ハッカーは今も尚こうして事件を引き起こしているので、これを教訓にしてご自身の仮想通貨の管理を考え、取引所とは別のウォレットをご用意することをお勧めします。

そしてより良き仮想通貨生活を送ってください。

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